『春衡伯爵家の事情 ガイドブック1.5』について
【注意】
・イベント会場ではお一人様一冊限りの頒布と致します。どうか御了承くださいませ。
・誤記について
◯八男(✖️八何)の誤植については、同人誌本体では直っております。サンプルの差し替えがpixivは出来ないので、このまま使っていますがご了承くださいませ。
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少しだけコメントを。
後日、文献探して読むのが大変だった話もしたいなあと思いました。
文献や浮世絵などの文章を読みたくて崩し字の勉強から始めたり、文献(論文含む)を探しては参考文献を漁ったり、ないものは国会図書館や大学図書館や古本屋や色々使ったり、博物館とか諸々の施設に行ったり、研究者の方にお話伺ったり……。
ただまとめて書くだけでもすごく疲れましたし…(これは私も悪かったのですが読んだ本全てメモするの忘れていて)そもそも大量に読むのもしんどかったり(いくら本好きで読むの早いと言っても専門外だと限度がある。正直nature読んでる方が楽でした)。読んでも全然漫画に使えない知識も多いですし……。
私が探している欲しい記述を探す為に、一体何冊の本を読んだか数え切れませんし、身銭切りまくりで、それも辛かったですし…。自己満足といえば、その通りなのですが、なるべく史実に基づいて描きたかったので…泣く泣くやめる事とか色々ありましたし。
専門家ならすぐに分かる事が、専門外だとアタリをつけるのすら、一からやらざるを得ず…それでも、やりたかったからやったし、全く後悔はないし、楽しい部分もありますし、もっと明治時代を好きになりましたが、この辺も今度少し書きたいなと思いました。
今と時代が違うので、例えば一コマ台所の映るコマがあるだけでも、物凄く考証して資料を集めて描いていて…。漫画だから資料だけでなくお話を描かないといけなくて、それはまた(作画とは)別の労力がとっても掛かりますし…。別に分かって貰えなくて良いのですが少しは伝えた方が良いのかなと思いました。