資料関係の呟き まとめ
資料の探し方について少しだけ書きます。凄く当たり前の事を書くので、知っている方には不要の知識となる事をご容赦ください。
まず、資料について手元で持っていたい場合は買う事が一番でしょう。
お近くの本屋さんに行き、欲しい本のタイトル・著者名・出版社名などを持って取り寄せて貰うのが正攻法です。
また、ISBNコードという便利なものもあります。
ISBNについて、私は図書館学などでちゃんと勉強した訣では無いので、そんなに詳しくは知りません。もし間違いがあったらご指摘ください。訂正情報を流します。
ISBNコードは一つの本に基本的には一つなので、本をより特定しやすいです(と、思います)。
現行のISBNは13桁のコードで表されます。
過去は10桁のコードでした。
ですので、旧規格の10桁のコードをISBN-10と呼び、現行のものをISBN-13と呼ぶこともあります。
ISBNは出版社から刊行される各種の書籍(単行本、漫画など)に概ね適用されている番号です。
手っ取り早く言うと、よく本の表紙の裏面にバーコードがありますよね?
あれです。
「ISBN+数字」のように表記されていることもあります。
これにより、図書館の本などが管理されているそうです。
それと、ISBNは本当は国際標準図書番号(International Standard Book Number)と言います。
Internationalという通り、世界の殆どの国と地域で使われています。
ISBN978-4と始まる本が多いのに皆様、お気付きになられたでしょうか?
これは、接頭記号978の次にグループ記号の4ということで、
グループ記号の4で地域が日本または言語が日本語という事を表します。
こんな感じで記号に対して意味が割り振られているので、本の管理がしやすいです。
更に、「中古本を扱う古書店で買う」と云う事も出来ます。学術書だと高い事もありますが、それでも、手に入れられる喜びは何物にも代えがたいと思います。
もちろん、本屋さんで普通に変えるのが一番だと思いますが……。
次に、資料について「図書館で借りる」と云う方法もあります。誰でも市立図書館・県立図書館などの地域の図書館が使えます。また、近くの図書館に本が無い場合、「その本を所蔵している他の図書館から取り寄せして借りる」事も可能です。これを「図書館間相互貸借」と云います。
他にも、図書館は皆様の心強い味方です。
貸出だけでなく、この本を入れて欲しいというリクエストに応じてくださる事もありますし、レファレンスサービスという、「図書館の資料を使い、調べものをサポートしてくださる便利なサービス」もございます。
さらに、「国会図書館で読む」と云うのも一つです。概ねこちらで読めない資料はないです。現在では納本制度があるため、出版された全ての本が国会図書館に収められているからです。※ただし明治時代の一部資料は国会図書館に保存されていないものもございます(理由は後日)。
今回、国会図書館の遠隔複写サービスの話をしようと思い『華族制度の研究 第2輯』を例に挙げようと思ったのですが社団法人霞会館の許可が下りなかった為(電話で確認した限りでは基本的に一律で許諾書を出しておられない感じでした)既にこのサービスを使った書籍をご紹介します。
こちらが、『華族制度の研究 在りし日の華族制度』です。
1集の複写可能なページのみで大体6244円でした。
A4の単価が24円で、218ページ分と発送事務手数料と消費税合わせて6244円でした。
こんな感じで便利なサービスも使えますので、皆様もお試しあれ。
菊月太朗記すΦ
« 【BOOTHで販売を開始しました!】『これからの二人 ~La braise~』1~3巻 l ホーム l 春衡さんちの資料散歩(3月22日分)と祝日の豆知識 »